Wasserの森の歩み

『自然と動物と人が共生できる循環型里山作り』

Wasserの森が循環型里山の成功モデルになり、

全国に模倣モデルが生まれ、環境保全に役立つことを願っています。

Wasserの森との出会い(2020年2月)

浅間山を背にした田園風景が見渡せるWasserの森

 

友人に案内されて初めてこの地を訪れました。

その土地は、浅間山を背に田園風景が見渡せる小高 い丘、周囲は小川が流れる豊かな森でした。

 

5000坪もの広さがあり、既存の建物は荒廃し、所有するには手に余る物件だと迷いました。

 

ただの見学のつもりが、何度か見に行くたび、この土地の素晴らしい多様性に魅かれていきました。

循環型里山を目指して(2020年4月)

Wasserの森の構想図
画像をクリックすると拡大します。

 

自然豊かな多様性に富む5000坪の土地を購入することを決め、循環型里山作り構想をスタートしました。そこで先ず最初に行ったことは、この地をどうしたいかを明確にすることです。

 

そこで、信頼できる「ガーデン&ファニチャーズ」の長谷川さんに総合プロデュースをお願いしました。長谷川さんは建築デザインのみならず、里山構想も手掛ける達人です。

 

Wasserの森のビジョンを長谷川さんにお話しし、それをまとめて誰もが一目でわかる絵に描いてくださいました。

先ずは森の道作りから(2020年5月)

 

長谷川さんが中心になり森の開発は始まりました。

 

森の中を散策することはできますが、道がなかったので車は通れませんでした。

 

そこで、ユンボの達人である簾田さんが道なき森に道を作ってくださいました。(右写真)

 

テニスコートの下に敷いてあった砂利を土台に敷き、さらに土を敷き固め道を作りました。 

重機を使ってWasserの森に道作り

堆肥作り実験場(2020年6月)

 

元テニスコートだった場所を堆肥作りの実験場にするため、重機を使って土を掘りました。

 

下に敷き詰められていた砂利を取り除き、実験用の穴を8個掘りました。

この中に堆肥と土を入れて様々な状況で土壌菌研究を行います。

 

堆肥作り実験用
堆肥作り実験用の穴を掘る

木を伐採して有効活用(2020年6月)

 

森の木を伐採して様々な用途に活用しました。

  • 太い幹は、丸太にしてから薪にして、森の恵み茶低温ロースト用の燃料として活用。
  • 中ぐらいの枝は、馬の飼育場にある水路に入れて土留めとして活用。
  • 細い枝は、コンポスト壁に活用。

長谷川さんのご友人で木工の達人でもある渡辺先生が、木を伐採して、あらゆる方法で有効活用してくださいました。

 

森の木を伐採して丸太作り
森の木を伐採して丸太作り
丸太から薪作り
丸太から燃料となる薪作り
伐採した木はコンポストにも活用
細い枝はコンポスト壁に活用

お米ちゃん 登場!(2021年7月)

 

飼育馬の「お米ちゃん」がWasserの森に来て、馬糞を活用した堆肥作りがスタートしました。

お米ちゃんは、生えている草を美味しそうに食べてくれました。

Wasserの木工に関することをお任せしている渡辺先生が、元テニス観覧席を馬房に改装してくださいました。

 

飼育馬のお米ちゃん
Wasserの森に来た当時のお米ちゃん
飼育馬のお米ちゃん
馬房に入ろうとするお米ちゃん
飼育馬のお米ちゃん
広い飼育場で伸び伸び育っています

「森の恵み茶®」 の製造・販売を開始(2021年8月)

 

Wasserの森には10種類以上の薬草が自生しています。

その葉を独自の技法でお茶に加工して「森の恵み茶®」としてネット販売を始めました。

 

新芽だけを摘み取る ⇒ 洗浄 ⇒ 自然乾燥 ⇒ 低温ロースト ⇒ パック詰め

 

自生のハーブの新芽だけを摘み取る
森の恵み茶
美味しそうなハーブティー

堆肥を活かしたホカホカマシーン製作(2021年11月)

 

土壌菌の発酵熱を利用して、冬でも40℃~60℃を保つ自然エネルギー発熱機を開発しました。

既存のプール室を温室にする試みをスタート。 

 

堆肥を活かしたホカホカマシーン

堆肥を活かした苺栽培(2021年12月)

 

Wasserの土は生きた土! 冬でも0℃以下になりません。

 

苺は99.8%が水耕栽培されています。

苺の年間農薬散布回数の平均は52回!

 

Wasserの土で無農薬栽培を試行中です。

さらにそれをポットで栽培することで日当たりの良い場所に移動することも可能。

 

前代未聞の栽培方法に挑戦中です!

冬でも一定の温度を保つWasserの土
1/31 外気温が0℃以下でも土の温度は0℃をキープ
イチゴをポット栽培
苺をポット栽培

既存施設をリノベーション(2022年4月)

 

長い間使われていなかったため、既存の施設(母屋)もだいぶ傷んでいました。

宿泊も可能な施設へとリノベーションし、外観も内装もきれいになりました。

大きな窓ガラスで囲まれ日当たりの良い室内からは、森の景色を望むことができます。

 

既存施設をリノベーション
既存施設をリノベーション
既存施設をリノベーション
窓から望む森の景色は最高です!


これからも Wasserの森の歩みを紹介していきます。